過敏性腸症候群(手つぼ編)



急な腹痛には手ツボ刺激が効果的

朝、大慌てで通勤電車に乗った途端、急にお腹が痛みだして便意をもよおしてしまったり、大事な会議になると決まってお腹の調子が悪くなって下痢をしてしまったり。そんな経験ありませんか?私たちの体は、自律神経によってコントロールされていますが、強いストレスや緊張などによって自律神経が乱れてしまうと、排便機能などがうまく機能しなくなってしまう場合があります。いわゆる過敏性腸症候群です。この症状は、真面目な人や神経質な人ほど罹りやすいので注意しましょう。この過敏性腸症候群には、手ツボを刺激して自律神経をととのえましょう。



手のひらにあるツボ

手のひらにあるツボで、過敏性腸症候群に効果を発揮するツボは、胃・脾・大腸区(い・ひ・だいちょうく)というツボです。胃・脾・大腸区は、手のひらの人差し指の下から手首までの生命線に沿ったライン上にのゾーン位置します。刺激することで、消化器系の内臓の働きを活発にして排便の乱れを改善する効果があります。

手の甲にあるツボ

手の甲にあるツボで、過敏性腸症候群に効果を発揮するツボは、商陽(しょうよう)と合谷(ごうこく)という2つのツボです。商陽は、人差し指爪の生え際の親指側に位置するツボで、胃腸の働きを高め、食べ物が効率よく消化吸収されやすくなります。そして合谷は、親指と人差し指の間の付け根の骨がちょうど交わる手前のくぼみに位置する万能のツボです。このツボを刺激することで気持ちが落ち着いて、徐々に平常心に戻ってくることでしょう。