神経症(手つぼ編)



神経症には手ツボ刺激で気持ちを落ち着かせよう

現代社会は、よくストレス社会といわれています。このストレスが原因で神経症になる人が増えています。神経症とは、些細なことで不安になって動悸や冷や汗、ふるえなどの症状があらわれてしまう病気です。「外出したものの家の戸締まりが気になってしまう」とか「誰かに悪口を言われている気がする」とか「自分は重い病気に罹っている」等々...。そんな思いこみが、心と体をジワジワとおかしていくのです。そんな神経症には、心の緊張を解いて自然体でいることが一番なのですが、手ツボ刺激をおこなうこともとても有効です。



手のひらにあるツボ

手のひらにあるツボで、神経症に効果を発揮するツボは、神門(しんもん)というツボです。神門は、手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所にあるツボで、刺激するとイライラした気分を鎮めてくれる効果があります。特に不安感が強い場合には、この神門のツボを刺激しましょう。

手の甲にあるツボ

手の甲にあるツボで、神経症に効果を発揮するツボは、合谷(ごうこく)というツボです。合谷は、親指と人差し指の間の付け根の骨がちょうど交わる手前のくぼみに位置する万能のツボです。このツボを刺激することで気持ちが落ち着いて、徐々に平常心に戻ってくることでしょう。