耳鳴り(つぼ症状編)


急に襲ってくるめまいにはツボ刺激が効く

飛行機や高層ビルのエレベーターに乗ったときなどに、多くの人が一時的に耳鳴りを経験しますが、それ以外の場合にも耳鳴りに襲われることがあります。
耳鳴りは聴覚神経系に障害がおこっておきる現象で、血圧の異常や更年期障害、糖尿病、ストレスなどが原因でおこる場合もありますが、難聴や老化が原因という場合も多いようです。耳鳴りは我慢できないものではないのですが、長く続くと鬱陶しくイライラさせられるので、不快な耳鳴りに悩まされるときには、耳の付け根の前後をよくマッサージしましょう。耳の付け根には、「耳門」「聴宮」「聴会」(耳の表側)、「顱息」「けい脈」「翳風」「安眠」(耳の裏側)などのツボがあり、これらのツボは耳鳴りだけではなく、難聴や中耳炎などにも効果があります。さらに、東洋医学に伝わる「耳透摩擦法」で刺激すると耳鳴りに効果的ですので是非お試しください。



耳透摩擦法

1.両手の人差し指と中指の腹をこすり合わせて温めます。

2.両手の人差し指と中指で両方の耳を挟んで、指の腹で耳の付け根の前後を、上下に力を入れて100回くらい摩擦します。

3.指先を後頭部に置き、両手の手のひらで両耳を塞ぎ、人差し指を中指に重ねてポンポンとはじくようにして数十回刺激します。

後頭部には計12の経絡が集中していますので、「耳透摩擦法」をおこなうと頭がスッキリして記憶力を高まる効果もあります。ストレスから来る耳鳴りや難聴にも効き目がありますので、こまめに「耳透摩擦法」をおこなうことをおすすめします。