しもやけ（つぼ症状編）

暖房機器の普及により、しもやけに悩む人は一昔前に比べずいぶんと減少しました。とはいえ、寒い地方に住む方々など、しもやけのあの独特のかゆみと痛みに悩まされる方は多いはずです。
しみやけは、寒さや冷えのために末端の毛細血管の働きが鈍るのが原因で起こる症状です。手足に貧血やうっ血がおこり、やがてそれが腫れや痛みになる一種の皮膚病なのです。
症状がひどくならないうちに治すには、足首にある解谿と呼ばれる血行を促進させる効果をもつツボを刺激するのが一番です。

しもやけに効くツボ

解谿（かいけい）
このツボは、スポーツシューズの靴ひもを結ぶ足首の付近に位置するツボです。足関節の前面中央、腱と腱との間にありますので、左図を参考にして探してみてください。


刺激法
まず左右どちらの解谿を刺激する目安ですが、もし、しもやけが体の右側にできているのならば、右足の解谿を刺激してください。左側なら左足の解谿を刺激します。 効果的な刺激法は、解谿に熱い刺激を与えることがポイントです。火のついたタバコや線香などを近づけるのもいいですが、市販されている無痕灸を利用するのがよいでしょう。解谿に２〜３回を目安にすえてください。
または、温灸棒を購入して４〜５回ツボに近づけて温めて刺激する方法も効果的です。かゆみや痛みが徐々に薄らいで、しもやけのつらさから解放されるはずです。

※貧血気味の方や低血圧など、血液循環の悪い人は、しもやけになりやすいので寒くなったら普段から手足をしっかり保温しておくなど注意しましょう。