布団を上げたときや、トイレで立ち上がったとき、中腰で重たい荷物を持ったときなど日常的な動作が引き金となって起こるギックリ腰。腰の筋に電気が走ったような痛みが起こり、激しい痛みによって腰を動かせなくなります。ドイツではギックリ腰のことを"魔女の一撃"と呼ぶそうです。突如ギックリ腰に襲われてしまったあなた、そんなときは慌てずに対処しましょう。

その１．とにもかくにも安静が第一

激しい痛みのあまり這ってでも医者に…なんて絶対に無理をしないこと。ギックリ腰に襲われたら、まずは安静が第一。かための布団に横になって痛みが治まるまで静かにすることが大切です。動くと逆に症状を悪化させる危険がありますので、絶対に安静にしましょう。

その２．温めて血行をよくする

炎症が治まってきたら、患部を温めて血液の循環をよくすることが大切です。腰さすりマッサージは効果的です。

その３．ツボを刺激する

腰痛帯は、耳の上部１/３の対耳輪下脚の部分に位置し、さわると痛みを感じるはずです。親指と人差し指をこすり合わせて温め、親指を腰痛帯にあてて親指と人差し指で耳をはさむように持ちます。１、２、３とリズムをつけて３秒ほど押し揉み、１秒おいて、また押し揉む、以上の動作を３０～５０回ゆっくり繰り返します。この刺激法は、両耳同時に行います。