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いびき(つぼ症状編)



本人には自覚がないのですが周りの人にとって迷惑なのが、いびきです。
一般にいびきは、中高年男性に多く見られますが、最近では男女を問わず気にする人が増えてきています。
いびきは、口を開いている状態で口と鼻の両方から息をしているときにおこります。呼吸運動に異常があるのではなく、気道の異常によって、あのやかましい音が出るわけです。
もうすこしいびきのメカニズムを詳しく説明すれば、睡眠中は口蓋の筋肉が弛緩しています。下顎が下がり、舌が後下方に移動するので空気の通路が狭くなるのですが、口を大きく開いていると鼻からよりも口を通過する空気が多くなるため、その結果、いびきという雑音になってしまうのです。
鼻にポリープがあったりアデノイドや炎症があったりするなどの空気の出入りに問題がある場合は、いびきをかきやすくなりますし、深酒をした後や過労気味のときにもいびきをかきやすくなります。また老齢もいびきの原因になります。
さて、周りの人々に無意識のうちに迷惑をかけてしまういびきには、上星というツボが効きます。



いびきに効くツボ

上星(じょうせい)
上星は、前頭部の髪の生えぎわの中央線から1センチ上にあり、別名「蓄膿症の特効ツボ」ともいわれています。


刺激法
上星を中国温灸やタバコなどで、1日15〜20回、温かい刺激を与えてください。鼻の通りがよくなって、いびきをかきにくくなるはずです。
その他、いびき防止には

1.枕を高めにする(鼻や喉の充血が少なくなります)。

2.
横向きに寝る(口蓋垂が喉の後ろの壁や舌の付け根から離れるので、いびきをかきにくくなります)。

3.
頭寒足熱を心がける(足を冷やすと血液が頭のほうに回り、鼻づまりをおこしやすくなるからです)。


以上のことを心がけるとよいでしょう。

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